2021年3日午後4時頃長崎県諫早市(いさはやし)のパチンコ店の立体駐車場で乳児が車内放置し、母親とその交際相手の男が逮捕された。
車内放置で逮捕というのは刑罰が重いのではないか、と思う人もいるかもしれないが、車内放置は刑法に抵触する。
死に至った場合は「保護責任者遺棄致死罪」や「重過失致死罪」が成立する。
【刑法第30章 保護責任者遺棄致死罪 第218条】
老年者、幼年者、身体障害者又は病者を保護する責任のある者がこれらの者を遺棄し、又はその生存に必要な保護をしなかったときは、3ヶ月以上5年以下の懲役に処する。【刑法第28章 過失傷害の罪 第211条後段 重過失致死】
5年以下の懲役、5年以下の禁錮、50万円以下の罰金
パチンコ店での車内放置で話題となったのが、マルハンの貼り紙だ。
かまわん、ぶち破れ(過激派) pic.twitter.com/Bfu4ELncoh
— とも@Decent (@Tomota_1988) May 5, 2018
過激すぎるのではないか、という意見もあったが、実は子供を救うために車などを破壊せざるを得ない場合は法律で保護される。
【刑法 第7章 犯罪の不成立及び減免 第37条】
自己又は他人の生命、身体、自由又は財産に対する現在の危難を避けるため、やむを得ずにした行為は、これによって生じた害が避けようとした害の程度を超えなかった場合に限り、罰しない。ただし、その程度を超えた行為は、情状により、その刑を減軽し、又は免除することができる。
車内放置は巡回だけでは防ぎようがないという可能性は否定できない。
未然に防ぐためには、朝イチの抽選券しかり、お客様をホール側が選ぶべきなのかもしれない。
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