パチンコの「設定付き新規則機」がいよいよ9月に導入。当機種は釘を曲げることのできない『封入式パチンコ』で、「釘は触らないから設定で楽しめる」との触れ込みです。
「設定が入っているか否か」でホールの真価が問われ、その判決がすぐさまSNSなどで拡散される昨今。
「設定付き新規則機」の“設定”はホールの未来を揺るがす大きなキッカケとなるかもしれません。
■パチンコの新世代が到来
2018年9月3日、ニューギンから設定が搭載された新規則機がリリース。
株式会社ニューギンは、2018年7月12日、新規則機第1弾となる設定付きのパチンコ新機種『PAミルキーバーN-W6』と『PAミルキーバーN-W3』を発表した。
『PAミルキーバーN-W6』は6段階設定、『PAミルキーバーN-W3』は3段階設定となっている。大当たり確率約1/69~約1/99。
ニューギンからは、6段階と3段階設定の『ミルキーバー』が登場!
設定を推測しやすいように、甘デジのような確率にしているそうなのですが、それを体感するのはまだまだ先のことになりそうですね。
■設定を搭載することのメリット
グリーンべるとWeb版のスクリーンショット
ユーザーの勝敗の鍵を握っていた釘だけでなく“設定”という更なる障害が発生。またホール側は、慣れていないパチンコの“設定”の調整が経営を左右しかねない状況となりそうです。
パチンコの6段階設定におけるメリットは、釘調整が廃止になれば「あの台は良く回る!この台は全く回らない!ぼったクリか!」といった変な苛立ちが少なくなります。
ぼったクリのパチンコ店では、釘は渋くて回らないし設定も1だし、全く出ないといった最悪の場合を除外できます。
釘調整を廃止にする封入式パチンコは、回らないといったムラやホールが意図的に回転数を下げることが出来ないので若干のメリットではと思います。
出典:パチンコ店員の裏側!
「回る、回らない」で優良店か否かが決められていたパチンコ。
しかし、封入式パチンコを導入することで、釘へのフラストレーションはなくなり、ホールはこれを機に同じスタート地点に立つことになります。
つまり芳しくない評判があったホールも設定の入れ方次第では再度“信頼”を勝ち取ることができるかもしれないのです。
新規則機のせいでボタンを強連打しても、魚の群れは召喚できず泡しか湧いてこない…そんな常連客の思い込みを払拭するためにホール側がするべきことは「新規則機でも“出る”」ことを認識させることになるでしょう。
当初は赤字覚悟かもしれませんが、これは今後魚群のようにユーザーを呼び寄せるための投資で"勝機"と考えることができるはずです。
【関連用語】
封入式パチンコ 新規則機 遊技くぎ問題(釘問題) 釘師 設定師 内規