パチンコ業界を含む娯楽業の新規求人数が増加
厚生労働省の『一般職業紹介状況(令和3年4月分)について』によれば、パチンコ業界などを含む生活関連サービス業,娯楽業は、新規求人数は前年同月比で25.2%増加している。
一般職業紹介状況(令和3年4月分)について
遊技通信WEBによれば、転職媒体でも求人数が増加しているため、他業種に人材が流れないようスピーディーな対応を進めている。
転職市場の今後について滝沢統括マネージャーは「厚労省が公開する最新の一般職業紹介状況において新規求人数は前年同月比で15.2%増、パチンコを含む生活関連サービス業,娯楽業でも25.2%増、大手転職媒体などにおいても明らかに求人数が増加しており求職者にとって選択肢の幅が広がっている」とし「6月上旬時点で人材の動向は5月以上に活発化しているが、同時に他業種・複数社と競合するケースも増えており、よりスピーディーな対応、柔軟な対応が求められてくる」と見解を述べた。
5月のホール企業採用熱、前月を上回り1.1ポイント付近まで上昇
5月のパチンコホール企業採用熱が上昇
ホール企業の採用意欲について毎月まとめている「パチンコホール企業の転職市場状況」によれば、パチンコ業界の求人率は前月比1.1ポイント上昇しており、コロナ以前と比べても高い水準にあり、コロナ以前同様に6月~7月の求人がピークになると予想している。
求人率があがった理由として、営業を再開するパチンコホールが出てきたためと分析している。
「緊急事態宣言最中のエリアにおいても欠員補充や戦力補強を目的に活動を継続または再開するなどウィズコロナの採用ニーズが形成されてきたことが考えられる」
5月のホール企業採用熱、前月を上回り1.1ポイント付近まで上昇
求人率が上がった主な理由はコロナ?
求人率が上昇した理由の一つとしてワクチン接種が挙げられている。
推測の域を出ないが、ワクチンを接種することでお客様や従業員が安心できる環境づくりができるので、遊技人口が増え、従業員の需要が高まることを予想しているのかもしれない。
なおパチンコ業界の求人率に影響を及ぼすと言われる“新型コロナウイルスのワクチン接種”だが、政府は「希望者全員10~11月に終了へ取り組む」としている。
【参考】
菅首相 ワクチン接種 “希望者全員10~11月に終了へ取り組む”
これが予定通りいくのであれば、営業を再開したパチンコホールは10月までに従業員を確保しなければならないので、求人率がさらに上昇すると考えることができる。
パチンコホールのコロナに対する取り組みが求人率に影響?
換気設備の強化、消毒の徹底、検温などコロナウイルス感染症に対する取り組みを行ってきたが、ワクチン接種用に駐車場を無償提供するホール企業もある。
《ダイナム福島郡山東店》、ワクチン接種時の臨時駐車場を無償提供
《ハリウッド津山店》の駐車場を、コロナワクチン接種用に無償提供
このように地域住民のニーズにこたえることは集客につながると考えることもできる。
つまりワクチン接種でお客様や従業員に安心できる空間を提供できるようになり、駐車場を提供するなど地域住民にアピールすることは集客につながるのではないだろうか。
ワクチン接種が進み不足すると考えられるのがパチンコホールでサービスを提供する人材だ。他の業種も人材獲得に力を入れてくると予想されるので、次のフェーズを見据えて迅速に動いていきたい。
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