経済産業省が2022年1月の「特定サービス産業動態統計調査」を公表した。
その結果、売上高は前年同月より13百万増の194万円、1台当たり約2万2千円増の約35.4万となったようだ。
1店舗あたりの売上高は前年同月より13百万円多い194百万円(前年同月比107.2%)。遊技機1台あたりの売上高は前年同月より21,996円多い354,346円(同106.6%)。これを1日あたりに換算すると前年同月より710円多い11,431円となった。
1月の売上高、前年同月を上回る‐1店舗あたり194百万円、1台あたり35.4万円/特定サービス産業動態統計調査
この要因として考えられるのは「5号機の駆け込み需要」「P機の人気」「コロナ」ではないだろうか。
まずは「5号機の駆け込み需要」だが5号機が2022年1月31日を以て全撤去することを知ったユーザーが打ち納めをする声がネットでは見受けられ、5号機の駆け込み打ちをしているように思えた。
またホール側もSNSなどで自店に設置されている5号機をアピールすることが多かったように思えたが、これは5号機に集客力があったからだと考えることができホール側も駆け込み需要を期待していたのだろう。
昨日は5号機の打ち納めに
行ってきましたー✌︎('ω')✌︎打ち納めラスト台は
魔法少女まどか☆マギカ2でした自分は5号機で1番好きな台は
誰になんと言われようが
輪廻のラグランジェです٩( ᐛ )و皆さんは5号機は何の機種が
好きでしたか?#パラダイス加賀店 pic.twitter.com/p02cdHLpgb— パラダイス加賀店@2/7~休業中 (@Paradise_Kaga) February 1, 2022
次に考えられる要因が「P機の人気」だ。
導入33週目にして依然中古機価格約100万近くの「PF 機動戦士ガンダムユニコーン」や、250万オーバーの「P新世紀エヴァンゲリオン 未来への咆哮」、「P Re:ゼロから始める異世界生活 鬼がかりver.」(2022年3月14日現在)など、P機の需要は高まっている傾向にあり、昨年よりもパチンコが稼働貢献しているのではないかと考えることができる。
そして今回の調査結果に欠かせない要因に「コロナ」があるだろう。
2021年1月は「緊急事態宣言」が1月8日から発令されていため、31日のうち24日間は緊急事態宣言中だったが、今年2022年の1月は21日から「まん延防止等重点措置」が発令されてはいるが、緊急事態宣言に比べて外出自粛が厳しくないだけでなく、自粛慣れもあってか、外出する人出も多かったことからパチンコホールに足を運ぶ人が昨年よりも多かったと推測することができるため稼働、そして売上が上がったのではないだろうか。
【参考】
緊急事態宣言 2回目の状況
しかし昨年より売上が上回ったと安心するのはまだ早い。
6号機離れを懸念し、2022年1月を以て閉店するパチンコホールが相次いだり、パチスロコーナーがベニヤ営業と揶揄されるほど需要が少なくなっていることから、2月の売上は1月を下回るのではないかと思われる。
P機で6号機を補うという考え方もあるが、その場合価格が高騰している機種に投資しなくてはいけないので費用がかかるのは避けられない。P機より比較的安価な6号機を使い、どう運営してゆくのかが、今後のパチンコホールの課題となってくるに違いない。
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