「6号機が中々“検定”を通過しない」、「“みなし機”が強制撤去される」…といった言葉を耳にしたことはありませんか?
業界人にとってみれば当たり前の言葉ですが、新人スタッフの中には区別がつかないという人もいるでしょう。
そこで、業界人なら知っておきたい「検定機」や「認定機」、「みなし機」の違いをわかりやすく紹介します。
~導入が許されたピカピカの新台~「検定機」
「検定機」とは、新作を検査する保通協から型式試験をクリアし、その後に各都道府県の公安委員会に「(メーカーに)発売してもいいよ!」とGOサインを出してもらった機種のことをいいます。
この一連の流れで必要とされる費用は1台あたり100万円以上!
余談ですが、最近話題となったのがスマスロ北斗の拳の型式試験適合ですが、適合するまでに20回以上かかったそうです(1回160万なので計3,200万)
ここまで投資しても適合させたということはSammyさんが気合を入れまくってる証なので、スマスロ北斗の拳は期待しかありません!
~機種の命が3年のびる!?~「認定機」
「認定機」とは検定が通過してから3年後に手続きをして、設置の延長が認められた機種のことをいいます。
検定がきれたあと手続きをして「認定機」として認められれば、さらに3年間「検定機」と同様の扱いでホールに設置することができます。
なお認定機を再度認定することや、他社へ転売することはできないとされています。
~まだ動くけど違法機になるかも!?~「みなし機」
「検定」を受けた3年後に認定を受けなかったり、「認定機」となってから3年間が経過すると「みなし機」となります。
「かつては検定も通ったし、認定もされた機種だから大丈夫なはず」と”みなし”た機種で、検定や認定がきれた後の取り扱いに関して明確な法令がないことなどから「みなし機」を設置していたホールもありましたが、「違法機」と捉えられることがあります。
一般的に台は「検定機」「認定機」「みなし機」と変化していきます。
メーカーの方々がやっとの思いで通過させた「検定機」、中でも人気があり稼働がついてくる名機「認機種」、そしてまだまだ現役バリに動くけど設置するにはグレーな「みなし機」。
「新台入らないなー」「なんでこんな古い機種があるんだ?」とぼんやり思うこともあったかもしれませんが、実は台にはドラマがあったのです。
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