6年間で450人の子供を救出
WEBサイト「くるまのニュース」によれば、全日遊連の調査で、2015年から救出された子どもの数は合計450名であったことが分かった。
2015年度47名、2016年度34名、2017年度104名（うち死亡事故2件・2名死亡）、2018年度130名、2019年度135名で、2017年度以降は年間100名以上の子どもが救出されている実状があります。
パチンコ店が5年で450人の子どもを救出!? 熱中症だけじゃない車内放置による「命の危険」とは
また、2019年度中の車内放置事案は99件（35都道府県）あり、巡回活動などで135人の子供を救出したという。
全日遊連の報告によると、2019年度中にホール駐車場で発見された子どもの車内放置事案は、35都府県方面組合で99件。ホールによる巡回活動などで135人の子どもが救出され、事故は未然に防がれた。
報告にはこのような数字だけでなく、発生地域や天気、気温、放置した人物など細かく記載されており、記事によれば反省しているのは7割程度とのこと。
【参考】
パチンコ店駐車場に子どもを放置する“毒親”のあきれた言い訳
2013年（平成25年）から全日遊連は子連れの来場を禁止しているが、車内放置が無くならないのが現状。
保護者に車内放置の危険さをより認識させるためには店内ポスター以外の手段も考えなくてはいけないかもしれない。
正しい窓ガラスの割り方は？その他の対処法も
「子どもの車内放置防止対策マニュアル」の中に記載されている装備品の中にハンマーがある。
これは緊急時に使うものであるが、ハンマーが手元にない場合は、乳幼児から離れた窓をとがった石などを使って割るのがよいそうだ。
フロントガラスやリアの窓はヒビしか入らないことが多いので割る際は「サイドガラス」であることに注意しよう。
【参考】
乳幼児の車内放置は絶対ダメ!! 緊急時には窓を割る覚悟を【クルマの達人になる】
同記事では車内放置のケースやそれに対する対処法が紹介されているので紹介したいと思う。
＜ケース１＞
車内にエアコンがついている
エンストしない場合ではあるが、比較的時間がある。
冷静になり、管理会社などに電話しよう。
＜ケース２＞
車の複数の窓が開いている
少しでも窓が開いていれば車内気温の上昇速度が抑えられるが、急ぐことには変わりない。
エアコンがついている時と同じように管理会社に連絡しよう。
＜ケース３＞
直射日光がなく曇っている
ケース１、ケース２同様、発見次第管理会社などに連絡を。
＜ケース４＞
炎天下で密室になっている
数分の間に子どもが死に至ることが考えられるので、110番通報や、窓ガラスを割るなどの緊急な対応が必要となってくる
豪雨などで冠水した場合もサイドガラスを割る
車内に閉じ込められるのは冠水時も同じで、緊急な対応が求められる。
こちらも、サイドガラスを割り脱出するのがよいとされており、国土交通省は
ハンマーの使い方を紹介している。
国土交通省公開「水没時における脱出用ハンマー 使用方法の注意点について」
6年間で450人を救出したことは確かだが、死亡するケースがなかったわけではなく、2017年（平成29年）には5月、7月に子どもの死亡事故が起きている。
死亡事故の傾向として3月～5月、7月、8月の「午前中から昼過ぎ」に「エンジン停止中」の車内で「チャイルドシート」に寝かされた乳幼児の死亡事例が多いそうだ。
【参考】
子どもの車内放置撲滅キャンペーン
車内放置キャンペーンの強化期間は「ゴールデンウイークから10月、年末年始」、特別強化期間は7、8月となっているが、1年を通して警戒し続けることには変わりはない。
WEBや店内ポスターなどでの警告は勿論だが、これらのツイートが話題になったことから、SNSなどで拡散させて周知させるという方法も考えてみてもいいかもしれない。
かまわん、ぶち破れ(過激派) pic.twitter.com/Bfu4ELncoh
— とも@Decent (@Tomota_1988) May 5, 2018
わずか10分くらいで車に置いてたiPadが‼️#車内放置 は絶対にダメ⚠️⚠️ pic.twitter.com/Wvl6noQwOB
— 店長イイダ@マルハン宮町店のみやまちこ🌈 (@tetenchou) July 18, 2021
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