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6.2号機が検定通過! 6号機や6.1号機と何が違う?

投稿日:2021年7月14日 更新日:

2020年8月に導入開始となった6.1号機から1年。6.2号機が検定を通過したことが話題だ。

6.2号機は客離れが懸念されてる6号機に歯止めをかけるのではないかと言われており、ホールにとっても売り上げが見込める可能性を秘めていると言われている。

今までリリースされた6号機や6.1号機との違いはどこにあるのか、変更点などを振り返りつつ6.2号機を説明してゆく。

6号機とは

まずは6号機は5号機に変更を加え射幸性を抑えたもので、一撃の最大枚数や、純正ボーナスの枚数が減少し、機械割も抑えられたことから「(5号機に比べて)勝ちにくい」と言われている型式で、主に下記のような変更がされた。

●機械割が抑えられた
機械割は5号機では約120%だったが、6号機では約115%に変更。
射幸性は抑えられてしまったが、「5号機より遊びやすくなった」と解釈することもできる。

●一撃最大3000枚が2400枚に
一撃最大3000枚だったが、6号機では2400枚に。一方で有利区間は1500Gなので同じゲーム数でも獲得枚数が減ることになった。

●ATが復活 純増10枚も可能に
5.5号機から純増2枚を超えるATは作れなかったが、それが排除され理論上は純増10枚も可能になった。

●純正ボーナスの払い出し枚数が減少
純正ボーナスのBIG1回の最大払い出し枚数は480枚だったが、6号機では300枚となり、ジャグラーなどのAタイプの機種に大きなダメージを与えることに。

●天井が復活
5.9号機で「有利区間」が登場し、天井がなくなったが、「有利区間」の解釈がかわったため、6号機では天井が復活した。

~など

【参考】
6号機・6.1号機とは? 【2021最新版】 規則内容やおすすめ機種もご紹介!

~誰でも分かるパチスロ・スロット6号機の規制内容&機種一覧~

スロット6号機とは…!?|6号機の規制と緩和内容|5.9号機との違い|必勝本

6.1号機とは

続いて6.1号機は6号機から3点を変更。なかでもAT機のペナルティに関する変更が重要ポイントとなっている。

●ビデオリール機が開発できる

カイジやバジリスク、ガルパンのように液晶にリールがあるような演出が開発できるようになり演出の幅が広がった。

「擬似遊技」が可能になります。「北斗天昇」とか「まどか反逆」リールが逆回転するものもありますがあれらは全て「フリーズ」です。
具体的に何が違うかと言うと、「ボタンやベットで操作するか」の違い。「擬似遊技」にあたるのは「沖ドキの告知時」や「ハーデスのデジャヴ」にあるような感じの操作で反応するフリーズの事

6.1号機基準の内容

●スタートレバーやボタンを使った演出のバリエーションが増えた

演出ボタンだけでなく、スタートレバーやMAXベットボタンを使った演出が復活。
「沖ドキの告知時」や「ハーデスのデジャヴ」のような、疑似遊技が可能になり、演出の幅が広がるように。

●ベースが下がり初当たり確率をアップすることができる

打ち方によってペナルティを設けることが可能に。
これにより、ベースがさがり初当たりをアップさせることができるようになった。

6.0号機では、打ち方(主に押し順)によってAT抽選の結果が変わる(ペナルティを設ける)ことは認められていませんでした。ところが6.1号機では、例えば同一フラグの3枚or15枚役(順押しで3枚、逆押しなら15枚の払い出し)があった場合、「順押しだったら3枚獲得してATも抽選、逆押しすると15枚獲得できるがATは抽選しない」といった、打ち方に応じたAT抽選が可能となります。

6号機・6.1号機とは? 【2021最新版】 規則内容やおすすめ機種もご紹介!

また、低ベースは初当たりが軽いので、展開の速さを体感するユーザーが多く、「WEBグリーンべると」上でのアンケートでは6割以上が低ベース化を支持しており、6号機よりも集客が見込めるのではないかと推測できる。

低ベースAT機を支持する層の主な理由は「仕事終わりに打つ場合は初当たりが軽い方が良い」(40代・男性)、「当たり回数が多くなる方がチャンスが多いと感じる」(40代・男性)、「当たった方が嬉しい。通常時の遊技が苦痛」(20代・男性)などとなる。勝負展開の速さ、それに伴う当たり体験の多さを理由に挙げる人が多かった。

【レポート】市場活性化への起爆剤に!? 期待のパチスロ6.1号機

ユーザーに6号機より当たりやすいと思わせることができるため、間延びする通常時のフラストレーションが改善されたのではないだろうか。

6.2号機とは

6.2号機は6.1号機で1500Gだった有利区間が3000Gに変更された型式のこと。
これにより「低い純増機」が作れるようになったり、「AT直当たりが可能」、「即ヤメを防ぐ」といったユーザーだけでなく、ホール側にもプラスになる要素が追加されるようになった。

「有利区間の上限が1,500ゲームとなっている現行機の多くが、700、800ゲーム程度で天井に到達するように設計されている。そうなると、そこまでに費やした金額もそこまで大きくないことから、あくまでも営業機として考えれば、必然的に出玉的な恩恵を大きく設計することが難しくなる。上限が3,000ゲームなら、天井到達ゲーム数を1,000ゲーム以降に持ってくることができるので、プレイヤーが費やす投資金額は大きくなるが、それに比例して還元する出玉ボリュームも大きくすることができる。AT後の即ヤメという観点で見ても、有利区間の上限が長い分、引き戻しに対する期待感を維持するゲーム性を組み込める」

【レポート】有利区間のゲーム数上限が緩和 停滞するパチスロ6号機市場に一筋の光明か

また、6.2号機は有利区間ランプを搭載する意味がほぼなくなるため、ハイエナがしにくくなり、お客様によう遊技環境を提供することができるようになる、という解釈もあるようだ。
【参考】
6.2号機で有利区間が3000Gへ緩和!メリット&スペックまとめ

6.2号機の機種

2021年6月、マジハロの6.2号機が検定を通過したことが話題となっており、その他にも「うしおととら」、「麻雀物語4」なども注目されている。

パチスロ6.2号機が適合! マジカルハロウィン~Trick or Treat!~

パチスロ6.2号機『Sパチスロうしおととら雷槍一閃』適合

S麻雀物語4(AT機)

これらの6.2号機は2021年の秋ごろに導入予定となっている。

6.1号機の低ベース化に加えて有利区間の終了条件を3000Gにした6.2号機の概況については技術委員長の大泉秀治理事が応じ、「6.2号機はとりわけ出玉の波のゲーム性が向上しており、有利区間3000Gにすることで最大2400枚までの出玉の波の塊が可能な遊技機開発ができることになる。市場導入は各社が5月20日以降に型式申請を開始しているため、おそらく秋頃には市場導入できるのではないか」とした。

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2400枚という規制は変わらないが、有利区間がのびたことにより当たりが引きやすいとユーザーに思わせることができ、さらに即ヤメというパチンコホールの売り上げに影響するマイナス要素も減少する。
以前の機種のように爆発力を期待するユーザーからの評価は期待できないかもしれないが、コンテンツのファンである新規ユーザーを獲得できる可能性はありそうだ。
6.2号機がどのように経営に影響するのか、注視してゆきたいところだ。

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