「パチマーケティング」第8回目は「3C分析」について。
ターゲティングをする時に考えるマーケティング戦略の1つです。
ターゲティングって何?
市場を細分化し、ターゲットを決めてマーケティングを行うこと。
パチンコ業界で言うならば、お客様を年齢や年収、性別などグループ分けをした後、ターゲットにするグループを狙ってマーケティングを行うことを言います。
そのグループ分けをする時の指標をして使われる戦略の一つが3C分析です。
「C」その1:Customer/Consumer(市場環境・顧客環境)
グループ化されたお客様が求めているものや、環境、消費する金額などを把握する事です。
低貸しパチンコやスロットで遊技する人が多いエリアに、4パチや20スロの店舗を展開しても、多くのお客様が来店することは難しいと言えます。
「C」その2:Competitor(競合環境)
競合となる会社の業界のポジション、戦略、特徴などを把握する事です。
例えば、同じエリアに新しい店舗ができた場合、そのパチンコホールがターゲットとしているお客様の層や、スロットを多めに設置しているなどの特徴を見極め、今後どのような戦略を展開するかなどを考えることです。
「C」その3:Company(自社の環境)
自社が今後展開していこうとしている戦略や、強み・弱み、商品ラインナップを把握することです。
パチンコ業界で例えると、駅前にパチンコホールがあるなどの立地or駅から離れてはいるが立体駐車場がある、他店にはないレートで遊技できる(2円スロットなど)などを理解し、自社は今後どのように運営してくかを検討することでしょう。
3C分析は「Customer/Consumer(市場環境・顧客環境)」→「Competitor(競合環境)」→「Company(自社の環境)」の順番で行います。
顧客を理解すること、つまりお客様の情報を理解することで、初めてマーケティングのスタート地点に立つと言われています。
売上げが上がらなくなった、来店するお客様が減った、新しい店舗を建てたい、と思った時、一旦スタート地点に戻って3C分析をしてみるといいかもしません。
【参考文献】
よくわかる 店長のための マーケティング入門|エンタテインメントビジネス総合研究所(著)
[ポイント図解]マーケティングのことが面白いほどわかる本| 江口 泰広(著)
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