昨年発生し、ニュースになった「糸付き玉ゴト」。
古典的なゴトともいわれる「糸付き玉ゴト」の対策に必要な基礎的な知識をありますが、ご紹介したいと思います。
糸付き玉ゴトって何?
玉に釣り糸のようなものを巻き付け、釘と釘の間を防いで意図的に玉掛かり(ブドウ)を作る、もしくは羽根モノのV入賞に玉をいれるゴトのことを言います。
実際にこんな事件が!
2020年に発生した「糸付き玉ゴト」で、佐賀市内で34歳の男が逮捕されました。
男は7月29日窃盗目的で佐賀市内のパチンコ店に入り、糸が付いたパチンコ玉いわゆる「糸付き玉ゴト」と言われる手口で玉を詰まらせて、入賞口(にゅうしょうこう)に玉を誘導、不正に出玉を盗もうとしたとして、窃盗未遂などの疑いが持たれています。
警察によりますと、パチンコ店の店員が玉が異常に詰まっている台を見つけ不審に思い確認したところ、台に座っていた男が細い透明な糸を持って先についたパチンコ玉を操作し、不正に玉を詰まらせていたということです。
主な被害機種
被害機種はこちら。羽根モノが多いと言われています。
「CRAトキオデラックス」
「CRA祭りだ!サブちゃん」
「CRAネオビッグシューター」
「CRAビッグシューターX/ZERO」
「CRAホー助ミニ」
「CRAデビルマン倶楽部α」
科せられる罪は?
刑法235条の窃盗罪、そしてこの不正なゴト行為をすることが目的で入店した場合刑法130条建造物侵入罪が成立すると言われています。
人の住居若しくは人の看守する邸宅、建造物若しくは艦船において)要求を受けたにもかかわらずこれらの場所から退去しなかった者は、3年以下の懲役又は10万円以下の罰金に処する。
「糸付きゴト」は古典的なゴトの一つと言われており、巡回をすることで見つけやすいゴトでもあるとも言われています。