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なんとなく分かってくる『計数』学習帳~「スタート」編~

投稿日:2021年3月31日 更新日:

“なんとなく分かってくる『計数』学習帳”、今回は【スタート】について。

この【スタート】ですが、細分すると意味合いが異なります。また他の方程式で使用されることが多いので、重要な計数の一つです。

今回は【スタート】の定義や、【スタート】を使用した計数についてご紹介したいと思います。

【スタート】とは

打ち出した玉がスタートチャッカー(ヘソ)に入賞した後に図柄が変動した回数のことを指します。

このスタート回数はホール側の場合、100個単位、つまり1分間単位で見ることがほとんどです。

なおスタートはアウト(お客様が打ち込んだ個数)に含まれます。

ちなみに【スタート】率が高い場合、ゴトの可能性があると言われています。

「スタート」の種類①【累計スタート】

通常時の図柄が変動した回数(スタート)を累計したもの。この【累計スタート】は“通常時”限定の回転数で、大当たりする度にリセットされます。

特賞を引くまでに必要な平均スタート回転数【TS】を算出する際この【累計スタート】を使用します。

<方程式>

TS=累計スタート÷特賞回数

「スタート」の種類②【入賞スタート】

ヘソに入賞した玉数をカウントしたもの。保留が4つ溜まっている状態で入賞して(オーバーフロー)もカウントされるので、正しい大当たり確率などを算出することができません。

次に紹介する【有効スタート】とは異なり、図柄が変動した回数ではなく、スタートチャッカー(ヘソ)に玉が入った時の数値を言います。

「スタート」の種類③【有効スタート】

入賞し図柄が変動した回転数が有効スタートです。先ほどの【入賞スタート】とは異なり、オーバーフローとなった場合はカウントされません。

因みにオーバーフロー少なく、【有効スタート】が多い場合、お店側は“プロ”として判断することがあります。

この【スタート】は、頻出する数値でもあります。そこでここからはスタートに関連した2つの計数をご紹介します。

「スタート」を使用した計数①【1000円スタート】

ホール側は1分間スタートを見るのに対して、お客様が見るのが1000円で回った回数です。この数値を表す数値が1000円スタートの値となります。

しかしホルコンでは1分間スタートの数値が表示されていますが、今では1000円スタートの数値が表示されることもあるそうです。

前述した【有効スタート】と【1000円スタート】の数値を比較することで、保3止めなど、お客様の打ち方を推測することが可能となります。

「スタート」を使用した計数②【1分間スタート】

1000円スタートとは異なり、1分間単位でカウントするスタートとなります。
1分間に玉は約100玉打ち出すことが可能であるため、100個単位でスタートをカウントします。

 

【スタート】関連の計数を知ることは、ゴトやプロの発見に繋がります。お客様を迷惑行為から防ぐためにも注目しておきたい数値といえます。

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