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「沖ドキ!」設置で資格停止に 企業に科せられるペナルティは?

投稿日:2021年5月25日 更新日:

日遊協が旧規則機「沖ドキ!」未撤去の関東圏にあるホール会員企業1社の資格停止処分をしたことを明らかにした。未撤去の企業は新台や中古機の購入に制限がかけられる。
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2021年5月21日、「沖ドキ!」を設置してた企業1社の資格を停止処分にしたことを明らかにした。

4月23日に開催された臨時理事会で、旧規則パチスロ機「沖ドキ!LL-30」を、21世紀会決議の撤去期日以降にも設置し続け稼働させていたことにより、東京都・関東支部に所属するホール会員企業1社を資格停止処分したことを明らかにした。資格停止期間は、当該企業が加盟する県遊協の資格停止処分と同様の60日間。設置は再設置によるものだという。

日遊協、旧規則パチスロ「沖ドキ!」設置店の経営企業に資格停止のペナルティ

旧規則機撤去期限を守らなかったパチンコ店に対しては2つのペナルティが科せられるという。

1つ目のペナルティだが、中古機が移動できないということだ。
これは中古機市場で購入した遊技機や、店間の遊技機の移動ができないということで、高射幸性の場合は120日間の移動制限がかけられる。

ペナルティの1つは中古機移動の制限。未撤去パチンコ店は、中古機市場で購入した遊技機であれ、同一法人間のチェーン店間の移動であれ、中古機の移動設置が出来なくなる。これは中古機流通協議会が定めているルールであり、高射幸性遊技機の場合は120日、その他の遊技機の場合は60日の移動制限がかけられている。

「沖ドキ!」撤去でなぜ業界は一丸となり得たのか?

2つ目のペナルティは、新台購入時におけるもので、メーカーによっては遊技機を購入できなくなるという。

もう1つのペナルティとは新台購入時における制限。これは遊技機を販売するメーカー毎に対応が異なり、完全に販売をしないメーカーもあれば、変わらず新台を販売し続けるメーカーもある。あくまでメーカー団体の総意としてのペナルティではなく、個社個社の対応という範疇に留められている。新台であれ中古機であれ、遊技機の購入が思い通りに出来ないということはパチンコ店にとって営業が苦しくなる。これが、多くのパチンコ店が撤去に応じた理由の一つである。

「沖ドキ!」撤去でなぜ業界は一丸となり得たのか?

新台や中古機の購入が制限されるということはホール側の営業も制限されることになる。
この事態をさけるため、多くのホールが旧規則機の撤去に応じている。

さらに資格停止になると都遊協主催の講習に参加できない、ファン感ではセット商品が割高になるなどの実害があるという。

都遊協主催の各種講習や行事などへの参加ができなくなること、あるいは通知文が届かなくなること、ファン感謝デーには非組合員としての参加となり(セット賞品が)割高になる。規約上はこれらの不利益があると思う

東京都遊協が「組合員の資格停止に関する規約」制定へ

なお、日遊協は2021年3月に中国・四国支部会員の1社を会員資格停止処分にしており、
東京都遊技業協同組合は、「パールショップともえ町田609」の組合員資格の停止を決議している。

【参考】
東京都遊協が《パールショップともえ町田609》の組合員資格停止を決議、2度目の処分

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