2022年1月末の新基準機設置比率100%の達成が危ぶまれている。
懸念されているのはパチスロの方で、2021年11月末の時点で旧基準機は52万台設置されており、遊技機回収システムもキャパオーバーしていることから、目標値に到達するのはかなり厳しい状況といえる。
そこで問題になってくるのが6号機の導入だが半導体不足も相まって、人気機種のジャグラーなどが確保できず、中古機価格も高騰しており、「ベニヤ」対応も考慮せざるをえない状況になっている。
グリーンべるとに掲載されたレポートによれば、多くの経営者やホールの上層部は、支出を抑えることができるメリットよりも、お客様にマイナスイメージを与えるデメリットの方が大きいと推測しており、ベニヤ対応に消極的だそうだ。
また、「満足してもらえる6号機が登場するまで減台します」と自店のブランドやイメージを守るホールや、「新台入れ替え」だけでは集客効果がないと考えベニヤ対応をしないホールもあるという。
だが、ベニヤは5号機への切り替えのときより見積もり依頼が増えているのが現状のようだ。
ベニヤ対応をせざるをえないホールに対し、パチスロ運営のコンサルタントは、ベニヤ対応をするのであれば、データーランプなどを外し、「ベニヤ対応をしていることを感じさせない」島づくりを勧めている。
パチスロ運営のコンサルタント等を行う㈱エスサポート・三木貴史氏は、基本的にベニヤ対応には反対としたうえで、「もしやるのであれば、データ表示器やイスは完全に外す。島封鎖ではなく、角台や島の中央部分の台を抜くなど、違和感のない程度で間引くのがよいのではないでしょうか。『新台導入待ち』『入荷待ち』みたいな表示をすると、客は納得するのでは」とアドバイスしている。
稼働が減っている原因のネックとなっているのが6号機だが、L設定を入れるなど目先の利益を求めるのではなく、長期的な稼働を見込むのであれば、高設定の使い方など今一度考えなくてはならないだろう。
【参考】
6号機か、ベニヤか!? 意見が分かれるパチスロ旧規則機の撤去対応【レポート】
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