2022年4月1日、遊技関連企業年金基金「YUKiN (ゆうきん)」が設立された。
これは老後のために退職金を積み立てるというもので(職金積立年金制度)、掛け金は大手生命保険会社が運用するというもの。
毎月1,000円単位で積み立てることができ、元本は保証され、利息分も受け取ることができる。
また受け取り可能開始年齢があるiDeCo(満60歳~)とは異なり、休職時や育児・介護休業時などでも掛金を受け取ることができるなどのメリットがある。
◇『YUKiN (ゆうきん)』 に加入する従業員のメリット
・積み立てた掛金の元本が保証される
・利息分も受け取ることができる
・退職時に積立金の受け取りが可能なほか、休職時、育児・介護休業時にも受け取り可能・資産は大手生命保険会社により「一般勘定」という元本保証の商品で運用されるため安心
・掛金額は、毎年2回(3月・9月)に変更可能
また、企業側のメリットとして追加の退職金費用が不要、従業員の離職率を低下させるというものが挙げられる。
◇『YUKiN (ゆうきん)』 に加入する企業のメリット
・既存の人件費を活用して運営する退職金積立制度のため、追加の退職金費用が不要
・経営者、役員も加入が可能
・従業員の離職率を低下させ、会社の経営成果を高めることができる
福利厚生が充実しているパチンコホール企業が年々増えており、2022年1月に現代ビジネスが発表した「一流ホワイト企業ランキング」TOP100に、株式会社マルハンが81位にランクインしている。
パチンコ業界に対してネガティブなイメージを抱く人は少なくないし、コロナ禍で何かと槍玉に挙げられ休業に追いやられてしまったホールは少なくない。
しかし今回のように、従業員の将来設計やモチベーションを意識した取り組みでパチンコ業界のイメージが変わるのではないだろうか。
2022年4月1日現在、参加企業は11社だが、従業員あってこそのパチンコホールなので従業員に働きやすい環境を提供するために当制度の導入を検討してみるはいかがだろうか。
【参考】
ほけんROOM[ほけんルーム]
YUKiN (ゆうきん)公式HP
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