2022年12月8日、荒川区のパチンコ店「ウインベル・イースト・パチンコ」の店長らが「自家買い」の容疑で書類送検された事件を覚えていますか?
2023年5月下旬、この事件に展開があり、話題となっています。
「自家買い」とは
「自家買い」とは三店方式を無視して、賞品をお店が直接買い取ってしまうことです。
これは風適法(風営法)違反で、犯罪となります。
※自家買い
本来、客の特殊景品は景品買取所が購入し、それを今度は景品卸問屋が買い取り、パチンコホールに卸すという流れになっている。都度手数料が発生し、価格が上昇していくため、コスト削減のため最初からホールが購入する「自家買い」に手を出すといった事態が起こる。無論、この行為は風営法で禁じられている。
引用:パチンコ店代表らを自家買いで書類送検|NetIB-News
ちなみに、「ウインベル・イースト・パチンコ」が「自家買い」をした理由は、まさかの「直接買い取った方が手っ取り早かった」からだそうです。
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聴聞を実施
2023年5月23日、聴聞が実施されました。
聴聞では、「自家買い」の話を持ちかけたのはホールではなく、景品交換所で、店長の悪質性は低いと代理弁護士が弁明。
会社側は、「景品問屋の変更や代表取締役直属の監査部門の設立など、再発防止策を行う」と発表しました。
行政処分で営業停止 3ヶ月の休業に
この聴聞をうけ、「ウインベル・イースト・パチンコ」に行政処分が行われ、2023年6月2日~月30日の3ヶ月間、休業することがわかりました。
「自家買い」は、いまだ無くならないパチンコ業界の犯罪です。
このような事件があると、世間から冷たい視線が注がれても仕方がないでしょう。
パチンコ業界はCSR活動で地域清掃をしたり、子ども食堂に端玉賞品を提供するなど、イメージアップに力を入れています。
この努力を無駄にしないためにも、「自家買い」をすることのリスクを周知させるなどの対策が必要になってきそうです。
【参考】
●「ウインベル・イースト・パチンコ」への聴聞を実施|グリーンべると
●「ウインベル・イースト・パチンコ」が3ヶ月の休業に|グリーンべると
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