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逮捕案件?パチンコ店の「自家買い」事件まとめ

投稿日:2021年6月8日 更新日:

自家買い、くぎ曲げ、ネオ・グリーン西日本

このニュースの動画は記事の最後にあります

【記事更新】
パチンコ関連のニュースで耳する「自家買い」(直買いではありません)。2022年には複数のパチンコ店が摘発され関係者が逮捕されました。

2022年12月、『ウインベル・イースト・パチンコ』が、家買いで逮捕

2022年12月8日、荒川区のパチンコ店「ウインベル・イースト・パチンコ」の店長らが「自家買い」の容疑で書類送検されました。
客から直接買い取った額は1236万円と最近の「自家買い」ニュースの中でも高額な買い取り額。(最近のは数千円とか、1,000円とか子どものお小遣い程度の買い取りで逮捕されてます…)

「自家買い」をしたのは「直接買い取った方が手っ取り早かった」から……といった拍子抜けする理由だったそうです。



※更新しました!

2022年3月に『ネオグリーン』が、10月には『DAMZ(ダムズ)』の社長らがくぎ曲げ&自家買いで逮捕

DAMZ新発店、ダムズ新発店

P-WORLDに掲載されているDAMZ新発店のWEBページのキャプチャースクリーン

2022年10月26日、客から直接賞品(景品)を買い取る「自家買い」をしたとして、パチンコ企業「DAMZ(ダムズ)」の社長ら4人が逮捕されました。
「自家買い」で逮捕するのは新潟県警初とのこと。

「自家買い」をしたのは『DAMZ佐和田店』『DAMZ新発田店』『DAMZ竹尾インター本店』の3店舗で、佐和田店は3,000円、新発田店は3万5500円、竹尾インター本店は16万円買い取ったそうです。

この3店舗の内、『DAMZ新発田店』が営業停止処分を受けたことを発表。2023年3月1日から5月31日の3ヵ月間、休業することになりました。



なお、逮捕のきっかけとなったのが『DAMZ佐和田店』(佐渡ヶ島)で、佐和田店では「自家買い」のほかに「くぎ曲げ」をしており、その捜査過程でほかの店舗の「自家買い」も発覚したと言います。

『DAMZ佐和田店』のように「自家買い」と「くぎ曲げ」の両方の犯罪を行っていたとして、2022年3月に『ネオグリーン』の運営を手掛ける「ネオ・グリーン西日本」の従業員ら10名が逮捕されています。

「自家買い」もバレないんだから「くぎ曲げ」もバレないでしょ、って感じなのでしょうか……(もしくは逆)



「自家買い」したのはたったの1000円!?→もちろん無事逮捕

2021年6月4日、横浜市の保土ヶ谷にあるパチンコ店の経営者ら4人「自家買い」で逮捕されました。

これは賞品交換所ではなくパチンコ店が客から直接賞品を買い取るという、いわゆる「自家買い」を行ったためで、これは不適法(風営法)で禁止されている行為で犯罪となります。

今回の事件は昨年2020年10月7日の午後8時ごろに発覚し、客から賞品2個を計1,000円で買い取ったのだそうです。

※「景品」と書かれている記事が多いのですが、正しくは「賞品」です。
最後に書いてある関連記事をご参照ください。



ちなみに「自家買い」とは

自家買いとは三店方式を無視して、賞品をお店が直接買い取ってしまうことです。これは風適法(風営法)違反となり列記とした犯罪となります。

※三店方式とは

三店方式とは、「パチンコ店」と「賞品買取所」(古物商)、「賞品問屋」の三者が賞品とお金をやり取りすることです。

三店方式とはパチンコ店が「買取り専用」の特殊な賞品を客に払出し、それを「古物商」と称する専門買取り業者が顧客から買い受け、更に第三者となる賞品流通業者を介してそれがまたパチンコ店に戻るというパチンコ業界特有の賞品流通方式のこと。

パチンコ換金がなぜ今議論になっているのか|Yahoo!ニュース

「自家買い」が起こる理由

三店方式でお金と賞品のやり取りをすると、都度手数料がかかってしまうので、その手数料を省くためにパチンコ店が賞品を直接買い取るという「自家買い」が起こってしまうのです。

今までにあった「自家買い」事件

「自家買い」は度々ニュースになるので、聞いたことがあると思いますが、いくつか事例を紹介します。



「自家買い」で8000万円を着手!?

■2010年12月、東京都日野市にあるパチンコ店の経営会社と社長ら5人が「自家買い」逮捕されました。客から直接賞品を買取り約8000万円を着手していたといいます。
自家買い容疑で経営者ら書類送検|グリーンべると

1万円未満の「自家買い」で逮捕

■佐賀県のパチンコ店が2017年10月と2018年2月の2回にわたり客から7,200円相当の直接賞品を買取り逮捕されました。捜査員の張り込みや聞き込みによって事件が発覚したそうです。
佐賀県のパチンコ店が自家買いで経営者逮捕|グリーンべると

■2014年11月、北海道市のパチンコ店経営者ら3人が客から直接賞品を3,200円と5,400円(8,600円)で買い取り逮捕されました。実はこのパチンコ店、賞品買取所と一体とのことで最初から「自家買い」が目的で経営してたのかもしれません……
自家買い容疑で経営者ら3人が逮捕~札幌|グリーンべると

冒頭でお伝えした横浜市の保土ヶ谷で起こった「自家買い」も同様に1000円でした。

大金を着手した「自家買い」を肯定するわけではありませんが、1万円にも満たない金額で一生を棒に振るのは情けないというか、なんというか……という感じです。



三店方式自体グレーなイメージが強く、パチンコ業界が叩かれる一つの要因となっています。それにも関わらず「自家買い」をすることはパチンコ業界のイメージを更に悪化させているというのが現状です。

目先の利益を得ることが将来的に自店だけではなくパチンコ・パチスロ業界にどのような影響を及ぼすのか今一度考えて欲しいものです。

【関連記事】
“くぎ曲げ”だけでなく“自家買い”も!? パチンコ業者ら10名を逮捕
逮捕者続出!パチンコの「くぎ曲げ」「釘学校」何が悪いの?
「景品」と「賞品」 パチンコ店に置いてあるのはどっち?

【参考】
参考:パチンコ・パチスロ情報島

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