パチンコホールの設備には決まりごとがあるのをご存知でしょうか?
従業員の皆様が何気なく使っているモノ等にはいくつか基準が定められているんです。
3つの目的から生まれた規定
1つ目は、犯罪を未然に防ぐため。例えば店内の明るさが暗すぎると従業員の目の届かないところで何か良からぬ行為をする…ということも考えられますよね?
(照度は上映前の映画館の明るさ・10ルクス以下となってはいけません)
2つ目は、店内の雰囲気を店の外に広げないようにするため。お客様ならいいのですが、近隣に住んでらっしゃる方々に騒音などでご迷惑をおかけしてはいけない、ということです。
3つ目は、許可されていない遊技機で営業しないようにするため。例えば麻雀やクレーンゲームがそれにあたります。
実は結構細かい規定がある
パチンコホールでは、犯罪が怒るのを未然に防ぐため、大体1メートル以上の仕切りやカーテンは規定違反をしていると判断されます。
(※台を設置しているシマや、無色透明の仕切り板はこれに該当しません。)
また、お客様が利用する休憩室が施錠できたりすると、従業員の目に届かないところで犯罪が起こる可能性があるので、この施設を作ることも禁止されています。
店内の雰囲気を店外に広げない?
一番分かりやすい例が「音」ではないでしょうか?
通行されている人や、パチンコホールの近くにお住まいの方にとってみれば、遊技機の音は「騒音」でしかありません。
民法90条では「善良の風俗又は清浄な風俗環境を害するおそれのある写真、広告物、装飾その他の設備を設けないこと。」と記載されており、簡単にいうと、パチンコホールの騒音などは“公共の秩序を守るための常識的な観念(公序良俗)を害する”ので違法となるからです。
パチンコやパチスロで遊技する人も、そうでない人も過ごしやすい環境づくりが大事ということなのでしょう。
“知ってるつもり”サンから“知ってる”サンへ送る今回のまとめ
なんとなく使ってるパチンコホールの設備には結構厳しめの規定がある。
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