全日遊連は、旧規則機を計画的に撤去していくことを誓約(21世紀会決議)させる他、健全化推進機構が検査している際に射幸性の高い機種を設置しているか否かを確認するよう要請したことが判明した。
この要請がなされた背景には、上記の撤去スケジュールの誓約書を提出していないパチンコホールや、提出していながらも、期限を超えた射幸性の高い機種を設置、増台しているパチンコホールが確認されたため。
また、新型コロナ禍の緊急事態宣言時に休業要請があったにも関わらず、業界全体のことを考えず営業し、ホール営業者や従業員、家族までもがバッシングの対象になったことも今回の要請の要因だという。
「パチンコ・パチスロ産業21世紀会は、パチンコ・パチスロを国民の皆様に愛される安心娯楽として発展させることを宣言いたします。」と安心娯楽宣言をした21世紀会。
コロナ禍で批判を浴び、業界全体に定着してしまったネガティブなイメージを払拭するためにも21世紀会決議を遵守させ、パチンコ・パチスロは「安心できる娯楽」であることを証明してゆかねばならない。
【21世紀会決議とは】
旧規則機の取り扱いに関する誓約書のこと。
この誓約書に違反したパチンコホールを資格停止することができる。
【参考】
議事では、パチンコ・パチスロ21世紀会決議の順守と違反措置について審議した。6月23日の21世紀会で、5月20日付の「21世紀会決議」(誓約書)に違反したパチンコホールを資格停止にできるよう、各団体の規程の整備が求められたことから、日遊協でも臨時総会を開催し、定款の変更を行うことを承認した。
21世紀会決議の違反会員ホールは「資格停止」に、日遊協が定款変更へ
旧規則機の取扱いに関する誓約書は、新型コロナウイルスの影響により、旧規則機の経過措置期間が1年延期されたことに対し、各ホールが21世紀会の決議内容に基づき、旧規則機を計画的に撤去していくことを誓約するもの。
21世紀会が決議した撤去スケジュールは、高射幸性パチスロ機は当初の検定・認定切れの日付までに撤去すること、パチンコの羽根モノや甘デジ、ちょいパチ、及びパチスロのノーマルAタイプは当初の検定・認定切れの日付から7ヵ月(210日)以内に順次撤去すること、その他の旧規則機では検定・認定が切れる期日に応じて、毎月15%を目処に年内、あるいは来年2021年11月末までに撤去すること、となっている。
<出典>
全日遊連が機構に高射幸性機などの設置有無確認の協力要請|遊技通信web
21世紀会決議の違反会員ホールは「資格停止」に、日遊協が定款変更へ|グリーンべると