「パチマーケティング」第7回目は「4R」について。
これはセグメンテーションを行う際に守らなくてはいけない原則の1つです。
セグメンテーションって何?
ターゲットとするものを年齢や性別、家族構成など、細かいグループ(セグメント)に分けることです。
パチンコ業界で言うならば、来店されるお客様を年齢や性別といった細かいグループに分けることです。
このセグメンテーションを行う際に守るべき原則が4Rです。
「R」その1:Rank(優先順位)
優先順位を決めセグメンテーションを行うことです。
パチンコホールで言えば、来店履歴や使用金額を元にお客様のランクを決め、ターゲット層の優先順位を決めていくことがそれに当てはまるでしょう。
このランク付けは、会員データなどからお客様を分析し、選別していきます。
「R」その2:Realistic(規模の有効性)
細分化されたグループ(以下、セグメント)に売上や利益をあげられる規模か否かを見極めることです。
例えばお客様を年収450万円の男性サラリーマン、△△町に住む22歳の未婚女性などとセグメンテーションしてしまうと規模が小さすぎる(母数が小さすぎる)ので参入しても意味がありません。
「R」その3:Reach(到達可能性)
セグメントに対し十分にコミニュケーションがとれるか、アプローチできる手段があるかを検討することです。
○○町の人に来店してもらいたいと思っても住所が分からなければアプローチすることはできません。
「R」その4:Response(測定可能性)
セグメントの反応を見ることが出来るか否かという点です。
つまり広告したことやイベントなどがお客様にどの程度届いたのかを確認し、特に思ったより届いてない場合は告知する手段や日程などを修正することが必要不可欠だからです。
自分が運営するパチンコホールが、ターゲットにする層を性別や年齢、職業ごとに分けるかを見極めるためには、この4つのRが必要不可欠なポイントになります。
この4Rを踏まえ、どのような広告がお客様に伝わりやすいのか、どの機種を導入すれば、ターゲットにしているお客様の層が来店してくれるのか…この分析が集客に繋がってくれるかもしません。
【参考文献】
よくわかる 店長のための マーケティング入門|エンタテインメントビジネス総合研究所(著)
[ポイント図解]マーケティングのことが面白いほどわかる本| 江口 泰広(著)
リコーのマーケティング支援
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