2021年9月28日に発表された「レジャー白書2021」によればパチンコ参加人口は減少傾向で710万人となった。
これはピーク時(1994年)の2940万人の4分の1となる。
また、シーズリサーチが発表した2021年10月期の「パチンコ景気動向指数(DI)調査」で、パチンコの全般的業況は大幅に回復しているが、その一方でパチスロは低迷状態が続いていることが明らかとなっている。
2022年4月から導入予定のスマートパチンコやメダルレス遊技機がパチンコ業界の景気回復の鍵となると思われるが、規制を緩和した6.2号機が景気回復に貢献しているかといえば導入されたばかりということもあって不明だ。
業況が悪化している理由は現況、先行きともに「来店客数の減少」がもっとも多いという。
【参考】
パチンコは大幅回復・先行き好調の見通し、パチスロは低迷続く/パチンコDI調査
このような状況ではあるが、2021年10月11日のマネーポストWEBに“パチンコ人口減少と裏腹に盛り上がる「実践動画」だけを楽しむ人たち”という記事が掲載された。
この記事によれば、パチンコやパチスロを一切打たない人が、実践動画だけを見て楽しんでいるという現象が起こっているという。
好きな芸能人が出ていたことが動画を見るきっかけになった女性は、今ハマっているYouTube番組として『キングオブコント2021』で優勝した空気階段の鈴木もぐらとピン芸人・岡野陽一が出演する、『もぐら×岡野のくずパチ』を挙げている。
パチンコやパチスロの演出云々よりも、バカバカしくて人間味のあふれる彼らの姿が面白いそうだ。
また、パチスロ自体に興味はないが、パチスロライターのファンになりトーク目当てで動画を見ているという人もいるようだ。
本日は23時から「マムシ~目指すは野音~」の公開直前トークを『きむちゃんねるLIVE』にて生配信します!!https://t.co/YReAVD0KwQ
苦手なホラー系パチンコに挑むKIM。
まさか、手握られたくらいでビビるやついる!?
いねぇよなぁ!?
動画は23時30分から『きむちゃんねる』にてプレミア公開です!! pic.twitter.com/OHyFvl7jXP— きむちゃんねる&LIVE (@kimu_channel) October 11, 2021
記事にもあるように今のパチンコやパチスロの実践動画は、ゲーム実況や麻雀番組と同じく、実際にプレイしなくても楽しめてしまう作りになっている。
一部の人のインタビューなので、すべての視聴者に該当するとは言い切れないが、来店に繋がっていないケースがあるのは事実だ。
とはいえ、きっかけはさておき“パチンコファン”が潜在していることは事実。そして、視聴者を楽しませるだけの動画ではファンは店に足を運ばないという事も判明した。
来店に結びつける実践動画の見せ方がこれからのパチンコ業界の課題となりそうだ。
鈴木もぐらとピン芸人・岡野陽一が出演する、『もぐら×岡野のくずパチ』
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