過去に6,000人の並びができた伝説のパチンコホール「アミューズ千葉店」の2021年11月11日の並びが話題となっている。
今回の並びは2,700人だったとのことだが、総設置台数は1,111台(パチンコ 616台 / スロット 495台)なので当然、抽選から漏れる人が半数以上でてくる。
混雑が予想されるため、当日の駐車場は一部封鎖、入場に必要なリストバンドを前日から配布するなど、徹底した対策をしていたためトラブルがあったという口コミは見つからなかったが、心配されていた転売は阻止できなかったようで、Twitter上では入場整理券を売買する様子が見受けられた。
抽選券転売とかまだあるのか...
しかも60番代60kって😂#アミューズ千葉 pic.twitter.com/gc2NSfufmB— やよい@ぱちすろ垢 (@Tsunotchi777) November 11, 2021
双方が合意して売買を行っているので、別にいいのではないか、と思う人もいるかもしれないが、転売はパチンコホールが被害を受ける迷惑行為の一つだ。
まずは転売が行われていることでパチンコホールのイメージが悪くなる。
そして転売が行われているような環境があるパチンコホールとしてお客様からの信頼を失う。
また、このような転売を見過ごしていると、転売ヤーから「転売が出来るパチンコホール」と認識されてしまい、さらに転売が増える…という悪循環が生まれ、イメージダウンに拍車をかける。
これはパチンコホールだけではなくパチンコ業界への印象も悪くなってしまうことに繋がる。
【放っておくと危ない!】自社商品が転売されるリスクについて、改めてお考えください!
実際にパチンコホールがとっている転売対策は顔認証やアプリなどによる事前抽選だが、それをそれをもってしても依然転売行為はなくならない。
2019年から「特定興行入場券の不正転売の禁止等による興行入場券の適正な流通の確保に関する法律」(チケット不正転売禁止法)が施行されてはいるが、対象となっているのが「興行」であり、パチンコ店などの遊技施設は対象になっていない。
しかし、この法律を拡大解釈して適用することはできるのではないだろうか。
整理券を高額で転売したものの高額のあまり買い手が見つからず台が稼働されない…などの被害を受ける可能性はあるわけであって、営業妨害に繋がることも考えられるからだ。
【参考】
文化庁
入場整理券の転売対策ではないが、チケットぴあではより厳格に本人確認を行っている。
クレジットカード認証、QRコード認証、スマートフォン個体識別番号認証を利用し、お客様の本人確認を行っています。マイナンバーを活用した入場実証実験にも着手しました。 また、一部の公演では、チケット券面への購入者氏名印字を行い、身分証での本人確認を行っています。
【参考】
チケットぴあ
自店やパチンコ業界の信頼を失わないためにも、お客様に安心安全な環境を提供するためにも、「転売が出来ないパチンコホール」と認識させることが必要となってくる。
そのためにはより厳しい本人確認をする必要があるが、「転売できないホール」と認識されれば、転売行為が減る可能性は高いので、一度厳格化してみる価値はあるかもしれない。
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