年末年始はパチンコホールにとって繁忙期です。お客様と接する機会も多くなるので、トラブルが発生しやすく迅速な対応が求められる時期と言っていいでしょう。
しかし、忙しい時期だからこそ、改めて接客のマナーを思い出して実践することで、トラブルを未然に防いだり、大きな問題にまで発展させないことができるかもしれません。
挨拶
本サイトをご覧の皆さんは当たり前のように実践されていると思いますが、挨拶はビジネスの基本中の基本。
挨拶次第でお客様からの印象も変わりますし、安心感を与えることができます。
サービス業で使う言葉(挨拶)は「接客用語」と言われており、三越伊勢丹では下記のような「接客7大用語」を公式HPで詳細を掲載しています。
ここでは簡単にその言葉を紹介したいと思います。
①いらっしゃいませ
語尾を伸ばさずにお客様の方を向き笑顔で言うのがマナーです。
②少々お待ちください
お客様の要望に応えるために移動をするとき必ず「少々お待ちください」といってその場を離れましょう。
③お待たせいたしました
「少々お待ち下さい」とセットで使うことが多い言葉です。待たせた時間に関係なく使いましょう。
④かしこまりました
「わかりました」「承知しました」よりも、謙譲語である「かしこまりました」というとお客様を敬うことになります。
⑤ありがとうございます
お客様が商品を購入した時、なにか気づいてくれた時に使いましょう。また何かをしてもらったときは「すみません」という言葉をつかうよりも「ありがとうございます」と言う方がよいとされています。
⑥恐れ入ります
お客様の意向に添えないときに「※クッション言葉」として使います。「恐れ入ります」を使うことで丁寧で柔らかい印象を与えることができます。なお、褒められたときに「ありがとうございます」の代わりにつかうこともあります。
⑦申し訳ございません
「申し訳ありません」よりも丁寧に聞こえる言葉です。間違えても「すみません」とは言わないようにしましょう。
三越伊勢丹ヒューマンソリューションズ
※クッション言葉:柔らかく伝えるために前置きとして添える言葉のこと
身だしなみ
パチンコ営業は「サービス業」ですが、パチンコ店の場合、お客様と接するのは短時間です。なのでお客様に好感をもっていただくために必要なのは会話より目に入る制服や髪型といった身だしなみだと言われています。
社会人に求められる身だしなみの条件として「清潔感」があります。制服のサイズがあっているか、髪の毛は乱れていないか、体臭や口臭のケアはできているかなどを開店時だけでなく、休憩時間やトイレ時などで小まめにチェックすると良いでしょう。
時間厳守
時間を厳守することは社会人としてだけでなく、人間関係として守らなければならないマナーです。
時間は相手の時間を奪い利益の損失に直結するので、時間を守らないことでチームワークを乱したり、トラブルの原因にもなります。
最悪の場合、大事なお客様からの信用を失い、会社に損失を与えてしまうという事態にもなりかねません。
出勤時は電車が遅延したり渋滞することも考慮して早く出社したり、仕事をする際は5分前行動を意識したりして時間厳守を心がけましょう。
なお、想定外のアクシデントが起こってしまい、やむを得ず遅刻してしまう場合は10分程前に上司に連絡し、謝罪しつつ到着見込み時間を伝えると良いでしょう。
ホウ・レン・ソウ
「ホウ・レン・ソウ」とは「報告・連絡・相談」の頭文字をとった造語で、業務をスムーズに進めるためのマナーです。
「報告」は物事の「経過や結果」を「上司」に伝えること、「連絡」は「情報」を知らせ「共有」するために「同僚や仲間、部下」などに伝えることになります。
余談ですが、この「ホウ・レン・ソウ」という言葉は、1982年に山種証券(現・SMBCフレンド証券)の社長が発案したものだそうです。
マナーはアルバイトや社会人一年目に身に付けるものですが、ついつい“なあなあ“になってしまうものです。
繁忙期を前に、お客様へ好印象を与えて再来店していただけるようマナーを再意識してはいかがでしょうか。
【参考】
アイルキャリアカレッジ
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