「マーケティング」は「パチンコ店舗管理者実務能力検定試験」(長い…)略して『P能検』などでも試験項目になっているほど、パチンコホールの経営に必要な知識です。。
そこで、この記事では【マーケティング】をなるべく、分かりやすくご紹介してゆきたいと思います。
「パチマーケティング」第一回目は基礎中の基礎、「マーケティングの定義」についてです。
マーケティングの定義とは?
マーケティングの定義は時代で変わります。
メジャーな定義として挙げられるのが“米国マーケティング協会”(以下、AMA)のものです。
1985年までのAMAのマーケティング定義には「商品やサービスの流れを方向づける」という特徴がありましたが、2007年の定義は「顧客、クライアント、パートナー」といった社会や市場との関わりを組み込もうとする概念に変化しています。
パチンコホールも2007年のAMAの定義に沿うように、PS業界も「商品を売って終わり!」ではなく、店舗を継続して運営しなければならないので、社会や市場との関わりを考慮しながら、「儲け続けるための仕組みを作る」こと、PS業界でいうと「パチンコホールの繁盛店を作るための仕組み」がマネージメントと言えるでしょう。
経済学者のP・ドラッガーはマーケティングを「セリングを失くすこと」と定義づけています。
セリングとは一過性の"販売活動(販売促進)"のこと。
これは、「販売活動をする対象を理解していれば、“セリング”が不要となり“設け続けるための仕組みを作る”ことができる」という意味です。
マーケティングの目的は?
P・ドラッガーの定義から、マーケティングは「セリングを失くすこと(販売促進を失くすこと)」が目的であることが分かると思います。
その目標を達成するためには、標的を「顧客」にし、そのターゲットの欲求を満たすために会社(パチンコホール)の運営などを調整しなければなりません。
つまりパチンコホールではお客様の満足度を目標に運営をする、ということです。
一方でセリングの目的は「売上や利益」の確保で、マーケティングとは違い最終的な目標は企業です。
パチンコホールにおけるマーケティングの定義は「繁盛店を作る仕組みを作る」ことでした。
そのためにはお客様の満足度を高めなければいけません。
どのようなサービスを提供するのか、機種を導入するのか…経営に成功しているパチンコホールに行ってリサーチをしてくることもマーケティングには必要なことだと言われていますので、息抜きがてら他店舗で遊技してみるのも良いかもしれませんね。
【参考文献】
よくわかる 店長のための マーケティング入門|エンタテインメントビジネス総合研究所(著)
[ポイント図解]マーケティングのことが面白いほどわかる本| 江口 泰広(著)
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