ゆるっとPSにゅーす

パチンコ店のステマNG!設定漏洩していたホールや晒し屋は犯罪者に?

投稿日:2023年2月15日 更新日:

2023年2月9日、パチンコホールの「広告宣伝ガイドライン」が10年ぶりに変更され「広告宣伝ガイドライン(第1版)」が制定されました。

これによりパチンコ店側の広告宣伝の規制が緩やかになり、「出玉ランキング」などでアピールすることができるようになり、ホール関係者から歓喜の声が上がってます。

その一方で、ステマ(ステルスマーケティング)がNGとなり、設定漏洩などを生業としていた晒し屋の存在が危うくなっています。

ステマ(ステルスマーケティング)とは

ステマはステルスマーケティングの略で、宣伝と気づかれないように商品やサービスなどを宣伝することです。

近年SNSでのステマが増え、消費者庁が2023年にステマを景品表示法で禁止する「不当な表示」に含めると発表しました。

今後ステマは、自由に自分の意志で購入することなどを阻害する行為と認定するようです。

【参考】
ステルスマーケティングに関する検討会報告書 [PDF:1.5MB]※PDF注意
ステマは「不当な表示」で法規制 背景にSNSの広告需要増|産経新聞



晒し屋は懲役2年or罰金300万円、パチンコ店は3億円の罰金?

パチンコの「晒し屋」は、設定漏洩によってユーザーをある店舗に集客させる行為なので、ユーザーが「お店を選ぶ自由」を邪魔している行為ということになります。

ステマを繰り返していた場合、景表法違反(景品表示法違反)になり、晒や屋は2年以下の懲役又は300万円以下の罰金、あるいはその両方が科せられると考えられます。

さらに、法人であるパチンコ店も3億円以下の罰金が科せられる可能性も出てきます。

【参考】
事例でわかる景品表示法 - 消費者庁※PDF注意
景品表示法違反の3つのペナルティとは?|咲くやこの花法律事務所
景品表示法とは? 不当な表示や違反の罰則|ベリーベスト法律事務所



広告宣伝ガイドライン前は晒し屋はOKだった?

広告宣伝ガイドラインが変更される前は、晒し屋は“個人が勝手に投稿”しているため広告宣伝規制や風適法(風営法)には抵触しなかったため違法行為ではありませんでした。

業界関係者によれば、晒し屋は「広告代理店」や「雑誌」が絡んだネットビジネスの一つとして黙認されていたこともあったようです。

一方で、全ての晒し屋が広告代理店などと絡んでいるわけではなく、晒し屋を名乗り独自で情報を発信している人いたようで、ホール側がひっそり依頼した晒し屋も含め、ユーザーが食い物にされていました。



晒し屋による設定漏洩は営業戦略ならアリという見解もあった?

晒し屋のによる設定漏洩で逮捕される事件もあります。

これはステマではなく、従業員などがパチンコホール経営企業の意思に背いて漏洩したことが問われた事件で、「背任罪」として元店長ら5人が逮捕されました。

逆に考えれば、パチンコホール経営企業の指示で設定漏洩をした場合は背任罪に問われないということになります。

ホール関係者もパチンコホール経営企業やホールからそのような指示をしていた場合は、「営業戦略」なので、犯罪にはならないとツイートしていることから、裏では頻繁にステマ行為が行われていたのかもしれません。

※「背任罪」
5年以下の懲役刑、または50万円以下の罰金刑に科せられますが、背任罪の構成要件は下記となっているため、会社側の営業戦略で利益をもたらす場合は「背任罪」が成立しないと考えることができます。

(1)他人のためにその事務を処理する者
(2)自己もしくは第三者の利益を図りまたは本人に損害を加える目的
(3)その任務に背く行為
(4)本人に財産上の損害を加えたとき

【引用】
背任罪とは?時効、判例、横領罪との違いをわかりやすく解説

 

「広告宣伝ガイドライン」が変更になり、パチンコ業界におけるステマや晒し屋にようやくメスが入ったカンジでしょうか。

スマスロやスマパチにより株価が上昇したり、パチンコ関連の会社の給与が引き上げられたりするなどパチンコ・パチスロ業界が勢いづいている今、膿を出してもらい、クリーンな業界を目指して頂きたいです。

【関連記事】
設定漏洩は犯罪だが、パチンコ店の営業戦略なら犯罪ではない!?
パチンコ店やパチンコメーカーの従業員の給与が大幅アップ?

【関連記事&動画】


パチンコ業界の晒し屋とは?その正体は広告代理店!? | スバルログ

友だち追加

 



【その他のPSニュース】

P業界のニュースと読み物

【パチンコ・パチスロ用語一覧】

パチンコ・パチスロ辞典

【その他の初打ちまとめ】

パチンコ・パチスロユーザーの感想まとめ

-ゆるっとPSにゅーす
-

Copyright© Pachi-Logos(パチロゴス) , 2024 All Rights Reserved.